小学校高学年の5年生や6年生の長期休みの宿題といえば読書感想文。
読書感想文って、実際に書こうとしてみると結構難しいものですよね。
でも、書き方やコツさえわかってしまえば誰にでも書けるものなんです。
そこで今回は、小学校高学年の子どもたちが読書感想文を簡単かつ上手に書ける方法をお伝えしようと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
読書感想文の書き方の流れとコツ
小学校高学年の読書感想文は書き方の流れを知ると書きやすいものです。
具体的に説明していくとこんな感じになります。
本を選ぶ
まずは本を選びます。自分自身が興味をもつことのできる本を選べば読書感想文を書きやすいです。
また課題図書は感想文を書きやすいように書かれているので、小学校高学年向けの中から選ぶのもひとつです。
もし、もう一段レベルアップしたいときは書きたいテーマを先に決めて本を選ぶという方法がありますね。
例えばスポーツに関することが書きたい場合はスポーツ選手の本を選んだり、いじめ問題に関して訴えたいのであればいじめ関連の本を選ぶといった方法です。
読書感想文は誰かに自分の思いを伝える作文ととらえて書いてみるとずっと楽になると思います。
本を読みながら、気になった所に付箋をつける
本を最後まで読んでから読書感想文を書こうとすると、どんなお話だったのか、何について書こうかなどと考えてしまい、本をもう一度読み返さないといけなくなることがよくあります。
このようなことにならないために、最初に本を読むときに、なんとなくでもかまわないので、これは感想文に書けそうだということを探しながら読むと後から書きやすくなります。本の中で、疑問に思ったところや、印象に残ったところなど気になったところに付箋(ふせん)を付けながら読んでみると良いでしょう。
時間に余裕があれば、二回読むのが理想的です。一度は読むことに集中し二度目にふせんを付けていくと、より理解を深めることができますよ。
感想を書き出す
本を読み終えたら、ふせんを貼ったところを中心に感想を書いていきます。
ただし、ここではまだ文章にするのではなく、箇条書きにてメモ感覚でできるだけ多くの感想を書き出してみるようにします。
ふせんを貼るときには、自分自身の気持ちが動かされたところや印象に残った場面、好きだと思った登場人物のセリフ、自分の考えが変わったところ、作者が伝えたいであろう本のテーマを中心に貼っていくと良いでしょう。
小学校高学年ともなると、面白かった、楽しかっただけでは不十分ですから、本を読んでどのような意見をもったのか、それはどうしてなのかなど、どの部分を読んでそう思ったのかをしっかりと書くことが大切です。
ちなみに自分が持っている本で気になならないのであれば、直接本にメモをしても大丈夫です。
読書感想文に書けそうな感想を選ぶ
メモをした感想の中から、読書感想文に書くと良いのではないかというものを3つ程度選んでみます。
さすがにこの感想ではというものは省いて、先生も認めてくれそうというものを感覚的に選んでみましょう。
感想文の書く順番を考える
構成といいますが、簡単に言うと書く順番のことです。
最初に本のあらすじを書く
↓
感想を3つに分けて書く
↓
最後にまとめを書く
といった流れです。
「こんな順番で書こう!」と決めて書くと上手に書くことができますよ。
このように読書感想文を書くときは、しっかりと書く順番を決めることは非常に大切です。
これがしっかりと決まればあとは、スラスラをと書けると思います。
まずは、本を選んだ理由や、あらすじと一緒に本を読み始めたときの気持ちを書いていき、感想は本の場面に合わせながら書いていく。
そして最後のまとめの部分では、本を通じて作者が一番伝えたかったことを中心に書いていくという流れになります。
読書感想文を書く
ここまでくればあとは読書感想文を書くだけです。
メモの内容を文章にしてつなげていくことで、読書感想文が完成します。
さらに面白味のある読書感想文に仕上げていくためには、最後のまとめを工夫して書くと印象に残る読書感想文になります。
本の登場人物になりきって、登場人物のセリフのように書いてみたり、作者や登場人物に呼びかけたりするように自分自身の思いをまとめていくと、非常に心に残る感想文になるので、ぜひチャレンジしてみてください。
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まとめ
今回は小学校高学年の読書感想文の書き方とコツを紹介してみました。参考になりましたでしょうか。
最初に書く内容を、ある程度決めてから書き始めるのがポイントですので、ぜひ試してみてくださいね。