お中元やお歳暮は一度始めてしまうとなかなかやめづらいものですよね。
「環境が変わって疎遠になってしまったのでやめたい!」と思っても、どうしたら相手に失礼がないようにやめられるのか、やめ方が分からず悩む方は多いかと思います。
今回は、お中元やお歳暮のやめ方、失礼することなく上手くやめる方法を挨拶文の例を交えて紹介したいと思います。
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目次
お中元やお歳暮のやめ方とは!
そもそもお中元・お歳暮とは?
どちらも基本的にお世話になった方へ感謝の気持ちを込めて贈るものです。
でも…本当に感謝の気持で贈っているのでしょうか?
実際は仕方なく贈ってはいませんか?
結局やめ方がわからずズルズルと継続している方が多いですよね。
それなら思いきってお中元やお歳暮をやめてみませんか?
お中元やお歳暮のやめ方
でも…お中元やお歳暮をやめようと思っても、実際どのようにやめたらいいの?
と、悩みますよね。
実は、特にこれが正しいというやめ方はありません。
なので、相手に失礼がなく、気まずくならない方法でやめましょう!
お中元・お歳暮のやめ方には、以下の方法があります。
- 話し合いで決める
- 今回を最後にして次回からやめる
- 段階的にやめる
- 季節の挨拶に代えてやめる
◆ 話し合いで決める
親しい間柄の方に限りますが、電話やメールなどで話し合ってやめる方法。
ざっくばらんに話しができる相手ならこの方法がいいですね。
◆ 今回を最後にして次回からやめる
今年のお中元・お歳暮は贈り、翌年から贈るのをやめる方法。
◆ 段階的にやめる
まずは今年のお中元を贈るのをやめて、お歳暮は贈ります。
しかし、お歳暮はいつもより金額を抑えた品を贈ります。
そして、翌年はお歳暮も贈ることをやめる、と徐々にフェイドアウトしていく方法。
◆ 季節の挨拶に代えてやめる
お中元・お歳暮を贈るのをやめて、暑中見舞いや寒中見舞い、年賀状など季節の挨拶状に変更してやり取りを続ける方法。
突然、今回から贈らない!という方法もありますが、その場合、相手とその後気まずくなる可能性が高いと思われますので、それはおすすめできません。
オススメ!
話し合いで決める以外の方法を選んだ時は、最後の品を贈る際に、今後はお中元・お歳暮をやめる旨を伝える挨拶状を付けると良いでしょう。
そうすれば、相手も急に届かなくなり「どうしたのだろう?」と心配しなくて済みます。
次に挨拶状の例文をご紹介します。
手紙・挨拶文(例)
お中元・お歳暮を次回からやめる旨を伝える挨拶状は、1年の節目である年末のお歳暮に添えると良いかと思います。
その場合、その年のお中元は今まで通りに贈り、年末のお歳暮に挨拶状を添えて贈り、翌年のお中元からは贈らない、という流れです。
参考までに例文を載せておきますね。
【例文】
拝啓
師走の候、○○様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
毎年ささやかながらご挨拶させていただいてまいりましたが、その度に○○様より結構なお品を頂戴することになり、ご面倒をおかけしておりますことに大変恐縮しております。
誠に勝手な申し出ではございますが、例年のご挨拶を来年より失礼させて頂きたく存じます。
これまで長きにわたるお心遣いに、改めて心より感謝を申し上げます。
これから寒さが厳しくなりますので、お身体を大切に、ご家族揃って輝かしい新年をお迎えください。
敬具
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お中元やお歳暮のやめるタイミング
やめたいと思うには、以下の理由が多いかと思われます。
- お付き合いが疎遠になった(転職、退職など)
- 贈り先の相手からやめたいと連絡がきた
- 高齢になり負担になってきた
- 子供の進学で金銭的に負担になった
- 配偶者が亡くなった
そもそもお中元・お歳暮はお世話になった感謝の気持ちを伝えるもの。
やめたいのにやめられず形式だけで行っているのであれば虚礼(見かけばかりで実質が伴わない礼儀)にあたり、逆に相手に失礼となります。
以前に比べ、企業でも虚礼廃止を実施するところが多くなってきていますので、時代の流れに乗って昨今はやめやすいタイミングかもしれません。
また、高齢になったときや配偶者が亡くなったタイミングの場合は、正直にその時の気持ちを伝えることで、すんなりやめることができるはずです。
金銭的に負担になった場合は、わざわざその理由を書く必要はありません。上記のような手紙を添えれば気まずくなることもないでしょう。
まとめ
今回は、お中元やお歳暮のやめ方、そしてタイミングや添える手紙について紹介しました。
毎年仕方なく贈っているお中元・お歳暮は今年で終わりにしませんか?
毎年の悩みが無くなり、心が軽くなりますよ。
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