「うちの子もしかして、ワキガ?」と思ったことはありませんか?
もし自分の子供が「ワキガ」だと感じたら、早く原因を突き止め、対処法を考えてあげなければいけません。
原因は汗かきだから?
いえいえそれだけではないでしょう。汗かきでもワキガのニオイが全くしない人もいますから。
親だけでなく、きっと本人も悩んでいるはずです。
今回は、「なぜワキガになってしまったのか」「ワキガで悩んでいる子供に何をしてあげればいいのか」というワキガの原因や対処法について調べてみました。
少しでもワキガに悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。
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目次
「ワキガ」とは!子供のワキガはいつから?
ワキガとは、わきの下で発生する「におい」のことです。
「ワキガ」は、そのままにしていても体調を害したりすることはありません。
私たちの体には汗を分泌する組織「汗腺」があり、その中の「アポクリン汗腺」から分泌される汗がワキガの原因です。
つまり「アポクリン汗腺」が多い人はワキガになりやすいということですね。
こちらから出る汗はタンパク質や脂質などが含まれていて、脇の皮膚の菌によって分解されるとニオイが発生します。
「アポクリン汗腺」が増加する第二次性成長期、いわゆる思春期が、一番「ワキガ」になりやすい時期と考えられます。
もちろんそれより幼い年齢でもワキガになる子どもいます。
この中で1つでも当てはまれば、ワキガの可能性があります。
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・両親または片親、親せきにワキガ体質の人がいる
・耳垢がベタベタしている
・洋服の汗ジミが黄ばんでいる
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子供のワキガは遺伝する?発症する原因とは
ワキガは日本人の約10人に1人の割合で発症します。原因は主に3種類あります。
原因1 「遺伝」
両親がワキガだとその子供に発症する可能性が80%とかなり高いです。
その他、片親や親類にワキガの人がいれば、可能性はあるでしょう。
原因2 「性ホルモンの作用」
性ホルモンには、アポクリン汗腺の働きを活発にする作用があります。
赤ちゃんの頃からアポクリン汗腺はありますが、思春期ごろに性ホルモンが分泌され活発に動くようになります。
原因3 「生活習慣・食生活の乱れ・ストレス」
思春期の子に多いワキガは、学校生活や交友関係が原因で生活リズムが乱れ、ホルモンバランスにも影響し、ワキガのにおいが強くなることがあります。
また「ワキガ」について強く悩みすぎると、ストレスで発汗量が増えることもありますので適切なケアや治療が必要です。
生活習慣の乱れが遺伝や性ホルモンの原因に加え、ワキガのにおいを増長させます。
子供のワキガの対処法
「ワキガ」の程度は人によって様々ですが、汗をかいたら着替える、シャワーを浴びるなどは基本の対処法ですね。
それ以外では、軽度ならば以下の方法をお試しください。
食生活の改善
肉類・ファーストフードはアポクリン汗腺を刺激するので、たんぱく質を魚や大豆でとるようにして、積極的に野菜を取り入れましょう。
汗わきパッドの使用
においが洋服にうつると着替ないといけないので、白シャツの汗ジミなどには、簡単に装着、取り外しのできる汗わきパッドを使ってみましょう。
制汗剤や殺菌剤の使用
汗の分泌を抑える制汗剤、細菌の繁殖を抑える殺菌剤をワキの皮膚に塗布します。
軟膏、スプレー、ローション、パウダーなどがありますのでいくつかお子様に試してもらい、一番使い勝手ののいいものを選びましょう。においを抑える持続時間は短いのでカバンに入れていつも持ち歩くようにしましょう。
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ミョウバン水を利用する
ミョウバン水とは酸性の性質があり、アルカリ性のにおい成分に対する消臭作用があります。
子供のアトピー治療にも使われるのでお肌にとっても優しいです。
焼きミョウバン50gに対し水1.5ℓを混ぜて、スプレーボトルに入れましょう。あとはお肌に塗るだけでニオイが軽減します。
子供でも受けられるワキガ治療法
自宅でできる対策がうまくいかなかった場合は、医療機関に相談してみてはいかがでしょうか。決して恥ずかしいことではありません。
制汗スプレーやミョウバン水を塗っても根本的な治療にはなりません。
子供はワキガによって「臭い!」と言われ、イジメにつながる原因ともなりかねません。
大人と同様に深い悩みのひとつです。
そんな悩みの解決方法として、ワキガには様々な治療法があります。一部をご紹介しますので参考にしてみて下さい。
ミラドライ法
電子レンジにも使われているマイクロ波によってわき汗を治療する医療機器のことで、「切らないワキガ手術」といわれています。
皮膚を切らず施術できるので、子供にも安心して治療を受けさせることができます。
傷跡が残ることもなく、両脇60分で施術が終了しその後もほぼ普段通りの生活をおくることができるので、心と体の負担が少ないです。
ただ、この施術は幼い時期に行うと思春期に入ってから再びニオイが再発する場合があるので、注意が必要です。
クワドラカット法
ワキの手術のことをいいますが、「ミラドライ法」に比べ再発のリスクが少なく手術時間が40分~50分ほどで短かいです。手術痕もほとんど目立たないのが特徴です。
手術当日から4~5日ごとにワキのガーゼを交換していきます。
約3日後には外出することもでき、2週間後には抜糸をして、思いっきり汗をかいてもニオイが気にならなくなります。
まとめ
子供のワキガは遺伝が大きい原因のひとつのようですね。対処法や治療法についても紹介しましたので是非試してみて下さい。
ワキガが原因で悩んでいる思春期の子供には、かける言葉も注意が必要です。解決しない場合は、専門病院で相談してみることをおすすめします。
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