暮らし・生活

中学生のお小遣いの平均はいくらが適当?使いみちで多いのは何?

子供が中学生になると友達との付き合いも多くなり、行動範囲が広がりますよね。

それに伴いお金を使う機会が増え、お小遣いを増やして欲しいとお願いされるお父さん、お母さんも多いのではないでしょうか。

今回は、中学生のお小遣いは月平均いくらが相場なのか、また「お小遣いの使い道」「お小遣いを渡す上で重要なポイント」について見ていきたいと思います!

 

中学生のお小遣いの平均はいくら?

金融広報中央委員会の調査によるとお小遣いを貰っている中学生は9割弱

子供が中学生にもなるとお小遣いを与える家庭の方が圧倒的に多いのが実情です。

それでは、実際に与えるお小遣いは月にどれくらいが適当な金額なのでしょうか。

家庭によって大きく幅がありますが、1ヵ月に1000円~3000円の家庭が最も多く、小学生の平均額である500円〜1000円の2倍から3倍が一般的と言えるでしょう。

ただ、月に1000円〜3000円程のお小遣いだと友達と遊びに出かけた場合、交通費や飲食代などもかかり、一度で使い果たしてしまうことも多いはず。

そのため必要になったとき、その都度与えているという家庭が多いのが現実のようです。

そのようなケースにおいては、お小遣いの与え過ぎに注意をしなくてはなりません。

また親子でよく話し合い、それぞれの家庭事情に合わせたお小遣いにおける明確なルールを作ることも必要になってくるでしょう。

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中学生のお小遣いの使い道は?

中学生にもなると思春期を迎え、人との接し方、物事の捉え方などにも変化が出始めます。

部活動への参加、塾へ通い始める、スマホを持つなど子供を取り巻く環境も大きく変化する時期です。

そのような環境下で、中学生はお小遣いをどのように使っているのでしょうか?

使い道として最も多いのは、友達と遊ぶための交際費用になります。

生徒数が多く交友関係が広がる中学校。

友人同士で出掛けることも増え、親の介入しない世界が楽しくなる年頃のため、交際費が増えるのはごくごく自然なことと言えるでしょう。

その他の使い道ではゲームや漫画の娯楽品の購入代も挙げられます。

学校ではゲームや漫画、アニメなどの話題を友達同士でワイワイ楽しく会話することも多く、友達と仲良くなるための1つのツールとも考えられるでしょう。

また、お小遣いを貯蓄に充てる中学生も一定数いますが、貯蓄といっても中学生が自ら管理するのではなく、親が管理しているというケースがほとんどです。

お小遣いの使い道をしっかりと把握しておくことは子供の関心ごとや交友関係を把握することに繋がります。

親子でコミュニケーションをとり、お互いに納得できるお金の使い方を模索してみましょう。

中学生のお小遣いはどこまでをまかなうのか?

お小遣いの範囲内でどこまでやりくりさせるべきか悩む家庭も多いと思います。

1ヵ月に1000円~3000円程のお小遣いでは、中学生の子が不自由なく生活を送ることは難しいのが現実です。

しかし子供が欲しがるからといって、その都度お小遣いを与えていては、与え過ぎの問題や欲しいときに欲しいものが何でも手に入るという誤った認識を子供に与えかねません。我慢を覚えることもできなくなってしまいます。

そこで一般的には「子供が欲しい物」「子供が生活する中で必要なもの」という2つのカテゴリーに分けて判断している家庭が多いようですね」。

お小遣い…友達と遊びに行く交際費や、お菓子やジュース代はお小遣いでやりくりをさせる。

親が支払う…洋服代、スマホ代、学校や部活で必要な道具類、公共交通機関の利用料金など。

その際、洋服代やスマホ代を家庭でまかなうにしても、月にいくらまでと上限を決めておくということはとても重要になってくるでしょう。

中学生にお小遣いを与える上で重要なことは?

中学生の子にお小遣いを与えるとき、どのような点を重視すべきなのでしょうか。

世間では「定額制のお小遣い制度では金銭感覚を養うことができない」といった意見や、「家事の手伝いに対する報酬制では計画的なお金の使い方が身に付かない」など様々な意見が存在します。

しかし、どのようなルール、渡し方をしたとしてもメリットとデメリットは存在するはずです。だとすれば、重要になってくるものは「失敗すること」ではないでしょうか。

「計画的にお小遣いを管理できず、すぐに使い果たしてしまった」...

そのような経験から子供は学びを得るものです。

そのためには、できる限りお小遣いの使い方は子供の意見を尊重するように心がけてみてください。

また、「どこまでお小遣いでまかなうか」などのルールは親子で話し合った上で子供でも把握しやすいシンプルなものにすることも重要です。

失敗を通じて親子で話し合う機会が生まれます。

失敗すること話し合うことで計画的にお金を使う金銭感覚がきっと身に付いていくことでしょう。

まとめ

今回は中学生のお小遣いはいくらが適当なのかを考えてみました。

お小遣いは子供たちの金銭感覚を育てるのに大いに役立ちますが、各家庭によってお小遣いの考え方はさまざまです。

まずは家庭内でお金に対する考え方を統一するのが大切です。親子でお金について話し合う機会を作ってみると良いかもしれませんね。