季節のイベント(夏)

鳥海山の夏山開き2023!おすすめ登山コース9選紹介!

登山好きの方々にとってもうすぐシーズン到来!

7月1日は全国的にも夏山のシーズンが訪れ、山形県の烏海山でも山開きが行われます。

鳥海山は日本百名山に指定され、また花の百名山にも名を馳せていることから、全国でも有数の登山スポットです。

毎年全国からたくさんの登山家が集まり賑わいを見せる鳥海山。

本記事では、そんな鳥海山の山開きをはじめ、登山コースも紹介します!

今夏ぜひ鳥海山に足を運んでみてくださいね。

鳥海山の山開き2023!基本情報

  • 山開き時期:7月1日
  • 登山期間:6月末~10月初旬頃
  • 開催地:鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮
  • 標高:2,236m
  • 場所: 山形県飽海郡遊佐町吹浦
  • 駐車場:約300台
  • アクセス:象潟ICから約30分 

 

山形県と秋田県の県境にある、高さ2,236mの鳥海山は、その四季折々に表情を変え、とくに高山植物は訪れる登山者を魅了しています。

そして、特徴的なのが多くの登山口があるということです。

登山口がたくさんあるということは、その数だけ登山コースがあるということなので、それぞれのレベルに合った登山を楽しめますね。

鳥海山の登山口は様々で、場所によって山形県、秋田県それぞれに位置しているので、まずどこの登山口を利用するかを決めてから計画することをオススメします。

そして登山口までの「鳥海ブルーライン」は、日本海や市内を見渡せるドライブコースとしても人気です。

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鳥海山大物忌神社の安全祈願神事

まず、山開きの流れをご紹介します。

山開き:7月1日

毎年7月1日に、吹浦の出羽國一之宮 鳥海山大物忌神社本殿にて、鳥海山に登る方々の夏山シーズン中における安全を祈願し、神事を執り行っています。

そして、鳥海山の山頂・御浜の山小屋が順次開設していき、鳥海山が本格的に夏山シーズンを迎えることとなります。

山小屋での宿泊も可能ですので、ぜひ夏の鳥海山を堪能していただければと思います。

鳥海山の登山コース(秋田県側)

 

鳥海山は登山口が多くあることでも有名ですね。

ここでは、秋田県側の登山口からの各コースの紹介をしていきます。

象潟口 (所要時間・約8時間)

こちらは最もポピュラーなルート。

コース全体を通して非常に見晴らしが良く、景色を満喫しながらお楽しみいただけます。

多少体力は必要となりますが、登山道は整備されているので、比較的歩きやすいでしょう。

矢島口(所要時間・約7時間)

秋田県側では、もっとも歴史のあるルートで、5合目の標高1,200mからのスタートとなります。

こちらは積雪量豊富で7月中旬までは半分以上が雪渓となっていて、真夏でもその中を横断することもあります。そのため、軽アイゼンが必要となります。

百宅口(所要時間・約8時間)

キャンプ場「大清水」を起点にするコースで、全体的に眺望を楽しむことができます。

9合目の霧ヶ平から外輪山までは700mのガレ場が続きますので、細心の注意を払って進みましょう。中山頂に到着した時の気分は最高でしょうね。

猿倉口(所要時間・約8時間半)

唯一ルート上に温泉があるコースで、猿倉温泉を拠点としています。

登山装備が必要なコースですので経験者にオススメです。温泉を楽しみつつ海岸線も一望できるコースをお楽しみください。

鳥海山の登山コース(山形県側)

ここでは、山形県側の登山口からの各コースの紹介をしていきます。

湯の台口(所要時間・約8時間)

こちらは山頂まで最短のコースとなっていて、全体的に見晴らしが良いことと、有名な心字雪渓を目にすることができるのが特徴です。

但し、雪渓を登ることになりますので軽アイゼンをお忘れなく!

吹浦口(所要時間・9時間半)

全登山道でもっとも歴史ある、登山経験者にオススメのコースです

最初から「伝石板」という急坂が待っていますが、ここを越えると登山道もしっかりと整備されハイキング気分で歩くことができます。

高山植物を楽しみことができますよ。

二ノ滝口(所要時間・片道7時間以上)

一ノ滝から十を超える滝に立ち寄りながら、見ごたえある景観を満喫できる、片道7時間以上のロングコース。

このコースは、山頂の山小屋で宿泊することをオススメします。

鳥海山をしっかりと満喫したい方はぜひチャレンジしてみましょう。

万助口(所要時間・片道約9時間)

こちらもなんと片道9時間の超ロングコース。

そして全コースの中で最大の標高差がありかなり大変でしょうが、達成感は想像以上でしょう。

こちらも山小屋で宿泊となるコースですね。

コース上にある万助小屋はとても手入れされているので、一夜を快適に過ごすことができると思いますよ!

長坂口(所要時間・片道約7時間半)

こちらも全15時間のロングコースなので、宿泊がオススメですね。

そして、地元山岳部の訓練にも活用されているので、しっかりとした登山を味わいたい方はこちらのコースがいいでしょう。

高瀬峡は滝や渓流を楽しめるトレッキングコースとしても人気です。

奥に入ると修行の場でもあった大滝もあり、訓練や修行といったワードが登山家の心をくすぐるコースです。

まとめ

今回は、鳥海山の山開きについてと、鳥海山の各登山コースについての紹介をしてみました。全体的にロングコースの印象がありますね。

表情の変わる絶景を満喫しながら、非日常をしっかりと味わうことのできる鳥海山。

登山経験者はもちろんのこと、少しチャレンジしてみたいと思う方まで様々なコースがありますよ!