昼間のオムツが外れたら、次は夜のオムツも外すぞ!と意気込んだけれど、なかなか上手くいかず悩んでいませんか?
夜のオムツっていつまで(何歳まで)に取れたらいいの?
「お友達はみんな取れてるのにうちの子だけ…」と、悩んでいる親御さんは多いです。
今回は、子どもの夜のオムツを外すタイミングとポイント、気を付けることについてご紹介します!
目次
夜のオムツはいつまで(何歳まで)?
夜のオムツは、3~4歳で外れる子が約8割と言われています。
「えっ!?もうすぐ5歳になるのにまだ外れてない…」と、心配になる親御さんもいるかもしれませんが、これはあくまで統計です。
夜のオムツが外れるのは個人差が大きいですし、いつまでに取らなければいけない!という決まりはありません。
焦らなくて大丈夫ですよ。
しかし、なるべく早く外したい!という親御さんの気持ちも分かります。
そもそも、夜のオムツを外すタイミングっていつなのでしょう?
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寝ている間におしっこしなくなるのはなぜ?
赤ちゃんの頃は昼夜問わず、おしっこをしていましたよね?
それがだんだん成長するにつれ間隔が空いて、寝ている間にはしなくなりませんか?
2~3歳頃になると、身体の成長とともに膀胱も大きくなり、排尿を抑制するメカニズムが完成します。
その為、おしっこの間隔がだんだん空いて、日中はパンツで過ごせる子も増えます。
同じように夜、寝ている間におしっこをしなくなる為には以下の2つの条件が必要と言われています。
- 朝までおしっこをためておける大きさに膀胱が成長している
- 抗利尿ホルモン(おしっこを濃くして量を抑える)の分泌量が増加している
日中のオムツは外れたけど夜はまだおしっこが出る、という子はまだ発達途中の可能性が高いです。
その場合は、もう少し様子を見ましょう。
夜のオムツを外すタイミングは?
目安としては、10日間寝ている間におしっこをしていなければOK!
しかし、寝ている間のおしっこが「週1~2回に減ったらオムツを外して良い」という意見や「数か月しなくなってから外した」との意見もあります。
目安は、あくまでも目安です!
「おねしょされるのが怖い…」という人は、慎重に判断された方がいいかもしれません。
夜のオムツ外しのポイント
夜のオムツ外しには、成功させるポイントが3つあります。
- 夜の水分摂取は少なめに
- 必ず寝る前はトイレに行く
- ぐっすり眠る
1.夜の水分摂取は少なめに
寝る前の水分摂取を控えるのがおねしょ防止に繋がることはもちろんですが、その為には日中の水分補給がポイントです!
実は、おねしょの頻度が高い子ほど、日中にあまり水分を取らない子が多いそうです。
そうすると、夕方以降に軽い脱水状態になる為、寝るまでに間にたくさん水分を欲しがります。
なので、夜の水分摂取を控えるのとともに、日中の水分摂取を増やすように心掛けると良いでしょう。
2.必ず寝る前にトイレに行く
お子さんの中には、ギリギリまでトイレに行かない子もいるかと思います。
本人が大丈夫!と言っても、行かせてみると意外とおしっこが出ることってありませんか?
なので、本人が大丈夫と言っても寝る前は必ずトイレに行きましょう!
我が家では「おしっこタンクは空にしてから寝よう!」と言っていました。
3.ぐっすり眠る
睡眠のゴールデンタイムと言われる22時~2時の間にしっかり寝ていると、子供の身体の成長と発達をうながす成長ホルモンが分泌されます。
実は、この成長ホルモンの分泌によって膀胱の発達や抗利尿ホルモンの分泌も促進されるため、熟睡することがおねしょ防止に繋がるのです。
夜のオムツ外しで気を付けること
夜のオムツを外す際に、気を付けなければいけないことが3つあります。
それは「焦らず・叱らず・起こさず」です。
早くオムツを外そうと親御さんが焦ったり、他の子と比較しても外れることはありませんよね。
おねしょをした子どもを叱っても、本人の意思や努力でコントロールできないのでストレスになり余計に失敗しやすくなります。
日中のトイレトレーニングでもそうですが、ストレスが一番の敵です。
夜中に子供を起こしてトイレに行かせるのは、一見効果的に思えますが実はよくありません。
先程お話した成長ホルモンの分泌に影響するので、結果的に夜のオムツを外すのが長引きやすくなります。
焦らずに少しずつやっていけば、いつか必ずオムツは取れるので、親子ともにストレスにならない方法を試してみましょう。
ただし、小学生になってもおねしょが頻繁に続く場合は「夜尿症」の可能性があるため、一度小児科でご相談されることをおすすめします。
まとめ
子どものオムツ問題は、とても悩ましいですよね。
比べてはいけない!と分かっていても、オムツが外れたお友達の話を聞くと焦ってしまう気持ちもよく分かります。
でも、外れないオムツはないので安心してください!
成長と共にいつかは取れる!と大らかに受け止め、今しかない子供との時間を大切にしてくださいね。